イチジク 品種LSUオルーク苗木(収穫確認済み)

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商品情報

イチジク 品種LSUオルーク苗木の出品です。一枚目の写真が実と葉の写真で、二、三枚目がお送りする苗木の写真で基本的に出品日当日か前日の写真となります。それ以降の写真は、この苗木の親木の写真で、実の写真はこの親木で収穫したものです。お送りするときに高さが70cm以上の苗木は上部を剪定させていただきますので、予めご了承ください。発送はヤマト便140サイズになります。まれに手持ち梱包材の関係で、140サイズから前後する場合がありますが、サイズが大きいときは追加請求しませんし、サイズが小さい場合の差額返金はいたしません。この点も予めご了解ください。以下、品種説明です。LSUオルークは、アメリカ原産の夏秋兼用種で、中樹勢で脇芽が多く出る特徴があります1。果皮は茶褐色から褐色で、果肉はいちご色をしており、果重は小さめですが豊産性があります。1956年にCelesteとカリフォルニアのカプリイチジクの交配から生まれ、エド・オルーク博士によって1960年に選抜されました。味は非常に甘くジューシーで、滑らか且つ柔らかい果肉を持ち、種子は比較的小さくて食べやすいので人気があります。果皮は熟すと淡褐色に紫の縞が入り、果肉は琥珀色です。長い首が特徴の果実は30~40gほどの中程度の大きさで、豊産性があります。配送などお取引について:ご落札後から翌日午前11時までにお支払い完了分は同日中に発送します。それ以降は翌日になります。時間指定は可能ですが、苗木管理上、落札日から数日置いての出荷は対応できません。(苗木が梱包後最短時間で届くよう努力しています。曜日指定は数日ヤマト営業所の倉庫に置かれることになります。)仕事の合間にミスなく効率よく作業させていただきたいのでよろしくお願いします。オークションの取引実績のない新規の方の一部にはイタズラ入札をされる方がいて迷惑しています。恐縮ですが、他の入札者にもご迷惑となりますので、コメント欄で本人認証されていることと、購入意思があることをご申告いただかない新規の方(アカウントを作ったばかりで、オークションの取引実績のない方)は、入札されましても削除させていただきますので、予めご了解ください。また落札後のキャンセルが多い方も同じ扱いとさせていただきます。お送りした苗に何か問題がある場合は必ずお問い合わせください。なおFMVに関するクレームはお受けできません。発送時の点検で弱っている苗があった場合は同一品種の元気な苗に交換してお送りする場合があります。当方への問合せも無しにマイナス評価を付ける方へのサポートは致しかねますし、今後の入札はお断りします。お送りした苗に不具合があった場合は、それぞれの内容、状況に応じたサポートをさせていただきます。オークション出品写真の無断使用は固くお断りします。<参考>挿し穂と苗(幼苗含む)の違いなど以下内容は東京東部での栽培、また主に個人の体験によるもので、これをもって「そうだ」と決めつけるものではありませんが、幼苗を入札される方は、それなりの育成要点がありますので、参考にしていただければと思います。挿し穂流通、苗木流通それぞれ、メリットとデメリットがあります。挿し穂流通は海外も含め遠距離を低コストで送れるメリットがあります。デメリットとしては、採取から時間が経過したり、流通経路で高温、低温、乾燥、紫外線、雑菌、などの環境に長くおかれたものは発根率が悪く、例えば海外からのものは穂木が長いからといって2芽程度で切断しリスク分散と思うと、高低温障害や穂木内養分劣化が国内流通穂木よりもきつく、その結果、分割した両方とも失敗することもあるようです。国内流通のものでも、穂木の部位や採取時期などにより条件は変わりますが、穂木が発葉するのが7割、その7割から発根にこぎつけるのも7割で、合計すると挿し穂の半分程度が葉も出て根も出て自活モードに入れるという感触です。ちなみに自家栽培の親木から採取直後(一時間以内)に挿木したものは発葉9割、発根8割で、合計すると7割近くが自活モードに入れます。ですから採取後長時間経過した休眠保管穂木の混在も考慮すれば、穂木の流通では一般的に3本一セットが一応の安全圏と思われます。(もちろん知識を持った出品者が有利部位穂木採取、穂木殺菌、上下カット部メデール処理、落札直後に親木から採取、最短時間配送便の利用、穂木入手直後に発根活力剤給水、無菌赤玉土などに着後すぐ挿木するなどで成功率は上がります。)また、挿し穂の場合は、挿木開始から品種の最終確認まで、一般的に最短で2年、長ければ4年かかります。最短でも2年待つというのは、昨今の品種違いの多さを考えると大きなストレスかもしれません。苗の場合なら(幼苗でも品種や落札時期にもよりますが)同年内に秋果が収穫でき、一部実付の悪い品種でなければ翌年(一年後)には収穫による品種確認ができる可能性が高いです。苗流通では、挿木から十分に育成済みの苗と、1-4か月の幼苗では少し状況が変わります。十分に育成済みの苗なら根鉢ができている状態ですので次のステップの鉢上げも、より安全に作業ができます。しかし、育成期間が長い1,2年生苗などでは、生産者の管理コストは上がり苗木原価も高くなりサイズも大きくなりますので、梱包、送料とも高くなります。梱包の段ボール箱など材料費は300-800円、発送は宅急便の100-160サイズになりますので、1500-2000円くらいになるようです。幼苗は送料が最も安いと思われる宅急便コンパクト(400円台から)を利用して全国にお送りしています。苗は小さくても育成後は苗のプロセスに差異は無く立派な成木となります。欲しい品種を安く入手する良い方法で、幼苗の場合なら、宅急便コンパクトでも基本的に2苗までなら同梱も可能です。(なお、幼苗でも一部品種特性によるもの、元気に育ちすぎてしまうものもなど、例外的に宅急便コンパクトの箱には入りけれないものがあります。その場合は宅急便80サイズでお送りすることになります。)幼苗の場合は、挿木から1-4か月のものになりますので、9割は展葉していますが、1-2割の確率で展葉していても発根が不十分なものがあります。当方の幼苗は基本的に発根が目視で確認できたものや、葉の展開状態などで発根していると思われるものを出品しています。(しかし、中には十分に発根していないものもありますので、以下の注意事項をお守りください。)幼苗流通上の注意:幼苗は生育過程の苗です。前述のとおり、挿し穂から栽培の場合は葉や根が出てこないリスクがありますが、幼苗は葉は展開済み、根も基本的には発根から充実途中にあります。しかし、1、2年生苗木のようには体力はありませんので、乱暴な取り扱いをしないよう心がけなければなりません。発送時にポット内の土が泳いだり内部に空気が入らないようにポットを扁平させ幹(挿し穂主枝)も動かないよう左右からテープでしっかり押さえ呼吸できる防水フィルムで内部梱包しています。この方法で多数お送りしていますが、出荷時にポットを扁平にしたことが原因でのトラブルはありません。荷を受け取ったら、出来るだけ早く開梱してください。開梱するときは丁重に箱をカッターやハサミで解体し、苗木にはできるだけ刺激を与えず取り出してください。養生のテープはカッターで少しづつ切り取り、ポット上面の土を押さえている紙を引きちぎったり、ポットをカッターで切ったりしないよう注意してください。また、決して苗木の幹を持ち、引っ張らないでください。誤って引っ張ると根も十分に出ていない可能性もあり、中にはこれから根が出ようとしているものも含め、ポットに埋め戻しても、幼苗はストレスに耐え切れず枯れてしまいます。自身が慎重な管理には向かないと思われる方は入手コストは安い幼苗ですが、幼苗からの育成はあきらめ、1,2年生苗木をお選びください。幼苗の育成上の注意:上記で丁寧に開梱し、幼苗から養生テープなどを取り除いたら、水またはメネデール、リキダス、HB-101などの活力剤希釈水を補給してください。肥料分のある液肥などは一週間程度、環境ストレスが軽減するまでは与えないでください。また液肥を与える場合は、スタートはごく薄く、そして少しづつ濃くし、液肥が指定する適正な希釈倍率にしてください。幼苗ポットの下面排水口を鉢皿直置きでふさがれないようにしてください。剣山やミニレンガなど鉢皿とポットの間に空間ができるように設置してください。(百円ショップに猫除けの先が尖った樹脂製の敷物があり、それを必要なサイズにカットし、上下をさかさまにして鉢皿に置き、その上に幼苗ポットを置くとポット底の通気性が確保されます。)育成方法は落札時期や育成地域により異なりますが、基本的に最低気温が15度を切る時期は室内のカーテン越しの日の当たる窓際など、また温室用のミニ電温マットなどを利用し、最低気温が15度以上なるような環境で育成してください。イチジクは論文などエビデンスがありますが、イチジク自身に体内時計はありません。外部環境にのみ制御されますので、一般的には15度-25度の範囲なら季節に関係なく育成出来ます。当方では最低気温を15度以上で管理し冬を乗り切りますので、11月の幼苗は翌年3月には実質2年目の苗として連続育成され、豊産性の高い品種では秋果が収穫できる例もあります。幼苗の設置場所が10度以下が続く場合は休眠に向かいますので、葉が枯れて落葉します。しかし、マイナス気温が続くと成木より根が枯れやすいので、最低気温が5度以上の室内の場所を探して、出来るだけ暖かいところに置いてください。休眠中でも水は必要ですので、土が乾いたら給水を継続してください。水のやりすぎも根を腐らせますし、低温も乾燥も根を枯らします。葉が何らかのストレスで寝てきた場合は根、幹、葉の成長バランスが壊れ、根と幹を守るため葉を落としにかかりますが、自然に枯れるのを持っていると挿し穂から出た新幹(葉の付いた枝)もダメになってきてしまいますので、ハサミで先端芽だけを残し葉をすべて落としてください。この時、葉を手で引きちぎらないでください。幹も出てきたばかりで弱いので、幹ごと主幹(差穂)からちぎれてしまいます。必ずはさみで切ってください。また、このようになった場合は根の活力も低下していますので、水も吸わなくなっています。乾き気味に管理し、根腐れをを予防してください。同時にごく軽い微風を当て、先端芽が葉ダニなど微細な害虫に食害されないよう予防してください。幼苗の鉢上げ:実は一番失敗するプロセスが挿木から初回の鉢上げになります。幼苗に限らず、挿木苗は一般に、養分の無い赤玉土や鹿沼土の混合を使います。土に養分があると、根は養分を探す必要がなく発根活力が低下するので、挿木用土にはこれらの無栄養の土が使われます。用土に栄養が無いので、これまで生育が悪かったと勘違いし、鉢上げを喜び勇んで、有機培養土などを使いたくなりますが、無栄養後は薄い化成液肥で育ってきたこのポットの根には有機肥料や市販の培養土はきつすぎます。有機肥料には善玉菌だけでなく悪玉菌もいますので、幼い根には負担になります。貴重苗の育成は、早く大きく育てようと思わず、絶対に枯らさないことを目標とすべきと思います。そのためにはリスクを極力抑えることで、初回の鉢上げは挿木と同じ土、赤玉土70、鹿沼土30に化成元肥(推奨ハイポネックスのマガンプ)のみの用土が良いと思います。なお、経験上ですが、用土のPHはこの段階では関係ないと思います。また生育状況に応じて液肥で対応するのが良いと思います。初回鉢上げを失敗する原因の大半が、根鉢が十分に出来ていないのに植え替えを強行した場合です。幼苗のポットを抜こうとしたときに、土が崩れそうな場合は、静かに戻してください。強行するとかなりの確率で枯らします。根鉢が出来るまでは鉢上げを我慢します。園芸の極意は辛抱とも言われます。ではいつ根鉢が完成するかですが、これは育成地域や育成方法など育成環境に左右されますので、ご自身が良く観察すること以外に確認の方法はありません。当方で、多数経験したことですが、根鉢が十分に出来たと勘違いし、鉢上げ中に苗の土が割れて根が見えた場合は大半が枯れました。ある種のショックのようで、見た目の体裁を整え元のポットに戻しても、苗木にはかなりなストレスとなるようで、枯れます。海外ではこの一番リスクのある初回鉢上げ時は、移植する側の鉢内の土の中央に幼苗ポットの型を取り、ポットから抜いたらすぐに型の中に差し込み、根鉢の外周に土が足された状態を作っています。当方でもこの方法で鉢上げしていますが、今のところ100%近く鉢上げに成功しています。以上は、当方で行っている方法や経験して得たことをお話しさせていただいているので、これらが正解や最善ということではありません。あくまで栽培者が決断し実行し、すべては栽培者の自己責任ということになりますが、以上の情報を何かしかの参考にしていただければ幸いです。栽培の成功をお祈りしています。補足FMVについて:冒頭、これは私見であることをおことわりしておきます。私は偶然なことからイチジクの美味しさに感激し、それが栽培を始めたきっかけで現在まで栽培していますが、ある時期FMVというイチジクの病気を知りました。葉に固有のモザイク的症状がみられるもので、FMVであっても無くても、葉に疑わしい兆候があれば、その苗が貴重であろうが、挿木直後であろうが、何年生苗であろうが、処分しました。今にして思えば極端なことをしたと思っていますが、当時としては情報も少なく、あるのは恐怖だけという状況でした。私だけでなく多くの人も同じ見解だと思いますが、美味しいイチジクの多くはほとんどは海外品種で、日本でなじみのドーフィンだけでなく黒いダイヤとか呼ばれ美味しいと重宝がられている品種も食べましたが、美味しいと定評のある海外品種と比較すれば??な感じでした。日本は明治時代に一部の人がその時代にその人の縁のあった経路から有望と思われるイチジクを日本に導入しました。イチジクは日本にはない果樹で、その時代に日本に導入した開拓者の功績は評価されるべきと思います。しかし、一世紀近く経過した今では世界中のイチジク情報が容易に得られるようになっています。世界に数百種類あるイチジクの中で世界の多くの愛好家が美味しいと意見が一致するイチジクは過去から日本にあるものではなく、いわゆる海外品種です。世界中の市民レベルも含めた栽培情報が整理され検証され、さらに有望な新品種の紹介、評価、流通など、SNSの普及で世界は狭くなり、美味しいイチジクを求め、世界中の愛好家が切磋琢磨している時代ですので、今後も海外品種は無視できない存在でしょう。ということで、美味しい品種を求めると必然的に海外品種ということになり、そうであればFMVは避けて通れなので、現時点(2023-10)で可能な限り調べてみました。FMVは人のヘルペスウイルスのようなもので、免疫機能があるからと言って免疫が及びにくい神経細胞の奥に隠れ人体から皆無に出来ないある種の潜伏菌のようなものかもしれません。元気で体力があれば問題を起こすようなことはありません。FMVの濃度は部位によっても異なるようで、海外のある研究によれば根にはほとんど存在せず、葉や枝に多く分布し、左右の枝によっても異なります。以下は米国の著名なイチジク研究家の情報で、タイトルは「イチジクモザイクウイルスを除去するためにイチジクの木の若返りを剪定 | その歴史、利点、用途」となります。https://www.figboss.com/post/rejuvenation-pruning-a-technique-we-should-do-more-ofその中で述べられていることですが、日本語に機械翻訳すると以下のようになります。「ほぼすべてのイチジクの木がウイルスに感染していますが、すべてのイチジクが重症化するわけではないことに注意してください。あなたの木が FMV の目に見える症状を多く示しており、それがイチジクの木の成長と生産に影響を与えていると思われる場合は、ウイルスと戦うために若返り剪定を行うことを検討してください。」若返り剪定の方法は上記リンクのブログでお読みいただくとして、ここでの結論は、「イチジクの木の若返り剪定は、FMV を排除し、健全な成長を促進する効果的な方法です。若返り剪定は、不必要で不健康な成長を切り取り、強力な新しい成長を促進することで、イチジクの木がより最適に機能し、生産性と果実収量の向上につながります。」となります。以下のリンクは「FMVの予防と制御」という内容の別ルートでの情報です。https://www.ourfigs.com/forum/figs-home/15981-fig-mosaic-virus-fmv-prevention-and-controlどうも海外苗には大なり小なりFMVがあるようです。葉に出ますので、それがきつい場合は若返り剪定してください・・ということのようです。その方法は上記リンクのとおり海外では確立されていますので詳しくはそちらをご覧頂ければと思いますが、簡単に言えばFMV密度の高い枝(葉で判断)を根もとまたは一節残し剪定します。新しい枝が出てきて、その枝の葉はFMVが見えないか、ごく軽くるなる確率が高いです。FMVは根には少ないので、切り戻し剪定を繰り返す(あるいは根から直接出るシュートに更新する)ことで、FMV密度を大きく減らすことができます。FMVは無い方が良いし、感染のメカニズムも研究され予防対策は重要です。しかし上記ブログに「ほぼすべてのイチジクの木がウイルスに感染しています」という米国の著名なイチジク研究家の見解のように、米国ではもう既に高確率で感染済みなら、日本が、あるいは他のイチジク後進国がゼロコロナ的政策を取ることは有効であり、実際に可能なのかということです。願わくばゼロFMVでありたい思いますが、残念ながら現実にはウイズコロナ的な対応が必要となるのではないかと思っています。それが海外で先行している若返り剪定のような気がします。(2024-8-6追記)論文ではありませんので、調査サンプル、環境、データなど情報はありません。あくまで個人が栽培した印象です。この2,3年、FMVも意識した栽培をしていますが、使用するハサミや用土、樹液から感染するという印象はありません。イチジクに寄生するダニを媒介してということですが、ほぼ全数感染しているといわれるブラックマデイラの周辺設置のイチジクにFMV兆候は出ていません。(3年程度隣接)葉にFMV兆候のない苗木も、体力が落ちてくるとFMVがあられる例があります。逆にFMV兆候がある苗木も樹齢が増し、体力がついてくると消える例が多いです。FMVの葉に液肥の霧吹き、根元に十分な化成肥料を施すとかなり改善します。収穫の実の美味しさ、サイズなど葉に現れるFMV的な差異は(同種同年生で比較しましたが、)感じられませんでした。(もちろんモザイク程度でなく葉が変形するほど影響を受けている苗木は別ですが、それはFMVというより、もっと根本的に衰弱させた苗木ということで、こういう例は論外です。)正しく栽培していれば、FMVだから実が付かない、味が悪いとう感じはしません。それよりも在来の病気や害虫の方がよほど問題だと思います。2024-8-6

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