クロード・モネ|黄昏、ヴェネツィア|肉筆|油彩|原画|老舗美術館認証商品説明クロード・モネの油彩/キャンバスの肉筆原画です。イタリア、ヴェネツィアの黄昏時の風景を描いた1908年の作品「San Giorgio Maggiore at Dusk(黄昏のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会)」(油彩/キャンバス、92.4 x 65.2 cm)の習作の一枚と思われます。出品作品は本作(レゾネ)と比べると構図、筆致、色調とも同様に描かれています。右下にサインがあります。汚れがかなりあったので、油彩専用液でクリーニングしましたが、多少汚れは残っています。発色の状態は良好です。裏面にアメリカ、サヴァンナの老舗美術館「SCAD(スキャッド)」の認証票(作品概要を記載)などがあり、真作であることを示しています。参考:「黄昏、ヴェネツィア」とはクロード・モネ(1840-1926)が、67歳のときに、旅先のイタリアの都市、ヴェネツィアで見た風景を描いた作品。 夕日に染まる海に浮かぶのは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。 教会の向こう側に沈みゆく太陽の燃えるような光が、空、水面、教会を輝かせている。 制作年:1908年サイズ:39.9 x 60.1cm***重要!額縁代金のうち1万円を補助!即決購入は額縁、送料とも無料!***「額縁は自分で選びたい」「同じサイズのを持っているので額縁は不要」などの声がこれまで多数ありました。その要望に答えて出品作品に額縁は付きません。額縁が不要な方はそのまま作品のみを購入してください。落札者で額装を希望する落札者は、以下のいずれかを選択してください。(1)当方取引先の額縁専門店「マルニ額縁店」(栃木県)がHPで販売している中でお好きな額縁を選ぶ(2)写真掲載した額装例3点のうちお好きなものを選ぶ(3)当方にすべて一任するいずれでも購入代金(実費)のうち1万円を当方が負担します。なお、サイズや装飾などによって額縁の金額はピンからキリまでですが、たとえば約60x40cmの場合は標準的なもので実費25000円ほど、約70x50cmの場合は30000円くらいになります。この金額から1万円をお引きします。落札後に取引ナビから実費をお知らせします。即決で落札いただいた場合は、上記3点の額縁のうちお好きなものを無料で提供します。送料も無料となります。<注意事項>**必ずお読みください。下記の事項に同意された方のみ入札してください。**・後のトラブル防止のため、新規の方、悪い評価が全体の5%以上ある方、および落札者の都合によるキャンセル歴が3回以上ある方は入札をお断りします。入札された場合は分かり次第入札を取り消しさせていただきます。新規の方で、どうしても入札したいと言う方は、質問欄に氏名、住所、電話番号をお知らせ下さい。(回答はしないので公開はされません)・疑念を持ったままの入札や、安易な入札・落札は絶対にしないでください。・万一1ヶ月以内に信頼ある美術品鑑定機関により贋作と判定された場合は当方で判定書類精査後に返金に対応します。書類を発行しない機関は不可です。鑑定費用は落札者の負担となります。・終了後、24時間以内の返信が出来て土日祭日を除く営業日3日以内にお振込み可能な方のみ入札をお願いいたします。分割払いはできません。・落札直後のキャンセルは一切お受けできません。発送方法佐川急便で発送します。送料は以下の通りです。額縁なし:2000円額縁あり:額縁代金(当方負担10000円を引いた金額)+送料2000円落札後、詳細な金額を連絡します。その他<商品について>肉筆原画の海外輸入品を中心に扱っています。出品する商品は自信を持って提供するものですが、サイズや技法など商品説明と違うことが判明した場合は、到着後1週間以内にお申し出をいただければ返品に応じます(鑑定は1ヶ月)。その際にかかる送料もこちらで負担します。<発送について>商品は原則として入金確認の当日または翌日に発送します。配達日時指定にも対応します。N.Supply受け取りの領収書発行にも対応します。『絵画および絵画市場についての所感③:真作か贋作か』…随時更新します。時間のある時にお読みください。…この絵は真作なのか贋作なのか、誰でも迷います。とくに正式な鑑定がされていない場合がそうです。一方、国内の大手鑑定機関「東京美術倶楽部」、世界的オークションハウスの「サザビーズ」や「クリスティーズ」でも真贋を誤ることがあります。完璧な鑑定をできる人はいません。しかし、誰でも簡単に判断できることがいくつかあります。ほとんど言われたことがないのですが、その一つがサインの有無についてです。画家は多くの場合、Study(習作)を描きます。アーティストによっては数十枚描くこともあります。本作(カタログレゾネ)に近いものから遠いものまで様々な習作があります。その中で極めてラフな筆致やシンプルすぎる色彩、素人が見ても稚拙な絵画で、しかもサインがしっかりはいっている。これはまず贋作です。習作に限りませんが、そういう不出来な習作には通常サインはしません。サインをする場合はアーティストはその出来に多かれ少なかれ満足している場合です。ですからそういう作品に出会ったら手を出さないのが賢明です。もちろん例外はありますから、すべてに通用するわけではありませんが、どうしても手に入れたい絵画という以外は買うのはやめた方がいいと思います。 さて、もう一つ紹介したいのが美術館についてです。上野にある多くの美術館には大変多くの人が訪れます。私もたまに行きますが、多くの場合、二重三重に人垣ができ、じっくり見ることが困難です。高い入場料を払いながら間近に見れないのはまことに残念です。そんななか推薦したいのが箱根のポーラ美術館です。箱根の山のなかにあり、静かな環境で人も多くなく、じっくり作品を見ることができます。モネの「睡蓮の池」、ルノアールの「レースの帽子の少女」、ゴッホの「アザミの花」、ピカソの「海辺の母子像」など数多くの名作がいつでも見ることができます。そして何よりいいのは、展示されている作品のほとんどをカメラで撮影することが許可されていることです。撮影できる美術館は他にもありますが、ほぼ全ての作品を撮影許可されている所はほかにないと思います。私は撮った画像をパソコンでズームして見て、そのブラッシュストローク(筆使い)や色彩をいろいろなアーティストのを比較しながら鑑賞します。たとえばゴッホとモネの作品を見ると、ブラッシュストロークの大きな違いなどがよくわかります。画商として貴重な研究材料にもなっています。ぜひ一度訪れてみてください。