サンツアーシュパーブプロ42T 新品未使用

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商品情報

1986年秋から1994年まで継続商品だった前田工業(のちにモリ工業)サンツアー時代のロード用トップグレード、純日本製サンツアーシュパーブプロシリーズから、シュパーブプロロード用チェンリングをご紹介。PCD130mmでロード用の歯厚。現在のシマノのクランクにも適合。変速ポイントやスパイクピンなどはなく、インナーギアとアウターギアの間隔も段差もすこしある関係で、8sか9sくらいまでのチェンでお使いいただくのが変速としては無難です。 純日本製(アルミ材:神戸製鋼、製品加工:設計前田工業、製造スギノテクノ)というのが現在の状況ではむしろ珍しく、日本人が汗水を垂らして一生懸命つくった仕事のもので、すこし古くてもいいからできるだけいい製品はなにか残ってないですか?というリクエストを最近多くいただきますので、こちらをご紹介しています。当時はアウトソーシングや人件費コストカットのため海外に生産シフトなどという発想自体が存在しなかった。すべて自前、そして自力。全開パワーで開発も生産も両輪でグイグイ押していく。80年代後半はシマノとサンツアーが大バトルを繰り広げた結果、現在の部品と比較してもそれほど遜色があるとは思えないほど近代的な設計、決してさぼらない材質、緻密な工作精度と世界が驚嘆するほど日本製品が爆発的に進化した時代だった。高価といわれる75s(7075)ジュラルミンにさらなる改良を加えて特殊な材料を混ぜ合わせて出来る極秘のアルミ合金材をふんだんに採用。表面硬度は7075アルミにくらべ11%ほどアップしている。 過去30年間で自分が自転車の部品を見てきて記憶にのこっている中で最高レベルに硬質、良質なアルミ材を用いたフロントチェンリングが世界に2つ存在します。1つはITALY VICENZA製、カンパニョーロ社のアルミチェンリング。そしてもう1つがこちらの旧サンツアーシュパーブプロの純日本製のアルミチェンリングです。そもそも日本はアルミとカーボンについてはマテリアル先進国で、日本経済の大動脈を根幹で支え時速300キロで高速巡航し続ける新幹線の車体がアルミテクノロジーの結晶であるといわれているのは有名な話。その日本でつくって当時トップの超一流カンパニョーロを追い越すためになんとかならないのかと、コスト度外視でスーパーマテリアルを自転車業界に持ち込んだのがサンツアー系列(前田、HATTA,スギノ、ヨシガイ連合)でした。シマノは当時から今でもそうなのですが材質屋というよりかはカラクリ屋で、材質は落としコストを抑え、メカニズム(機構)で収益を稼ぐという体質で、初期の性能はいいのですが、長期間の使用には耐久性などの問題でアルミの柔らかさが露呈してしまい、たとえば10sのチェンが3000キロぐらいで伸びてだめになってしまう、という話は有名で、いまだにその体質を引きずっています。形状の変更などである程度カバーできるものもあるのですが、単純なもの、たとえばこのチェンリングとかチェン、回転部品とかいったものはいい材質をちゃんと使ったかどうかがパフォーマンスや耐久性に与える影響が大きく、このような良心をもつ血統が日本メーカーの中になくなっていくのは残念ですね。すべてが消耗部品、ちょっと歯が磨り減っただけで、はい全部交換してください、次のモデルを全部買ってください、という体質になってきており、そんなにまたお金がかかるのか、次のモデルを買ってもまた同じことの繰り返しなのではないかという消費者不安さえ招きかねません。 新しい製品が変速パフォーマンスやブレーキ性能、軽量性、操作性などにすぐれているのは確かで、そちらを積極的にお金を出して晴れ舞台用バイクとして欲しいという人がいる一方では、いま手持ちのものをなんとか1段落ちや2段落ち(9sや8s)くらいでかまわないから直して使い続けられるようにしておいてほしい。中古の部品で手持があるから活用して練習用に一部手直しして組み替えて、1つのものを大事に長く使い続けたいというユーザーも日本では大変に多く、ロードマーケットが初期購入層から2台目以降購入の成熟段階にある現在、この2つの要求は同時発生的に密接にリンクしていると考えるべきで、新しいものを売ると同時にユーザーの手持ちのものを積極的に直してあげるべきなのです。自転車部品がパソコンや家電製品と違っていて素晴らしく、偉大であるのはまさにこの部分といってもよく、大きくは基本的な構造には変化がなく、手直してこれで問題なく走りますけど、という側面が、伝統的に日本人の中にあるもったいない、エコ、1つのいいものを長く使い続けようという美意識に見事に合致しており、信頼を得るために今後もますます必要なサポートと感じます。 いいアルミ素材を使うとロードでもペダリングフィールがこんなにも硬い踏み味になるのか驚かされる人も多く、シュパーブプロギア板が教えてくれる別の新鮮な側面です。硬質な表面硬度は最小のチェンドライビング抵抗、ダイレクトなパワー伝達効率を実現するにとどまらず、チェンの伸びを防ぎ、駆動系全体の部品のライフサイクルを飛躍的に向上させ、ひいては最小限の出費という恩恵をもたらします。シンプルなデザインですが細いアームのなかにも確かな踏み応えを示します。一般にギア板を一からつくるとなると円柱状の超硬質アルミ母材から正確に1枚1枚削りだしてある程度のロットでつくらなければならないため、非常にコストがかかります。肉厚な母材から平面、縦方向ともに完璧な精度で仕上げられた最上級グレードレーシングギア板です。PCD130mmでシマノノーマルロードクランク、スギノのクオリート、現行マイティー、だいぶ前になくなってしまったがロード用75クランク、比較的直近のRD500シリーズ、86年以降モデルのサンツアーシュパーブプロのロードクランク、サイクロン、スプリント、SLなどに適合します。本来7s、8s時代の商品なので変速ポイントやオフセットのためのザグリや歯先の切り欠きなどテクニカルな仕様こそ設定されていませんので、チェンも厚みのある8sや9sあたりまでにしておくのがよく、結果少々リアのギア比は飛ぶことになるでしょうが、それをおぎなってあまりある、純日本アルミニウム材料テクノロジーがシュパーブプロギア板で結晶となっており、こちらで単純にしてもう十分に確実です。当時なんとか超一流カンパニョーロを超えようと必死に努力を積み重ねていた純血日本メーカーの高い意識や気合、大事なのは収益ではなくまずは世界トップの日本製アルミニウム材料テクノロジーを使うという良心、最後に頼りになるのは自分だからすべてを自分たちの力だけでという気質。サンツアーシュパーブプロシリーズが沈黙の中に時代をこえて普遍的なより多くのことを今の日本人に教えてくれていることに気がつくでしょうか。 当時の定価は5500円(アウターギア)(86サイスポオールカタログ)。 1枚当たりの重量は、53T(約95g)、52T(約80g)、43T(約61g)、42T(約50g)、41T(約55g)、39T(約50g)となっております。ご参考まで。 原則、土、日、祝祭日は休みです。臨時休業はヤフオクショップ自己紹介欄やfacebookにてご案内しております。 ラスト1点の商品の場合、稀に時間差で実店舗にて売れてしまい、商品をご用意できないことがあります。細心の注意を払っておりますが、その際は何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。

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