ドイツの名門オフィスメーカー【Wilkhahn（ウィルクハーン）】社の、モダスチェア（本革座面）です。ウィルクハーンは1907年、ドイツ北部ハノーファー郊外のバッドミュンターでWilkening家とHahne家により創業され、周辺の豊富なブナの原生材を使い伝統的な手工芸による家具を優れた技術で作っていました。50年代に入ってから産学共同を軸にした、時代のファニチャーデザインのパイオニアとしての開発が始まります。 現在のロゴも含めておなじみのWilkhahn社の姿になるのは、60年に入ってからです。70年代、ウィルクハーンは徹底したエルゴノミクスの研究により、背と座が一体ではなく別々に動く世界で初めてのビジネス用チェアを開発し、80年には今なお世界中のメーカーが模倣し続けることになる伝説になってしまったFS-Lineを発表しました。90年ウィルクハーンはエコロジー宣言をを発表、後に環境に徹底配慮したPicto、Modusの名作を先駆けて世に送り出すことになります。今回そんなウィルクハーン社からここにご紹介するのは、モダスチェア。モダスは、ウィルクハーンの持つ人間工学のノウハウとエコロジーの理念が集約された革新的なチェアで、最高の快適さを生み出しています。特徴的な細身のラインを持ち、美しいデザインに仕上げられています。長時間のデスクワークにも対応し、24°（前傾4°・後傾20°）のストローク幅でリクライニングし、座面左前下のレバーにより、0°のポジションでロックが可能です。また、座面右前下のレバーにより、100mmの範囲で座面が上下に昇降し、高さ調節が可能。そして、座面下中央のグリップを回転させることにより、リクライニングの硬さをお好みの強度に調節することができます。背もたれは、スリムで弾力性のあるフレームに通気性・クッション性に優れたメッシュを採用。さらに、前にくびれたランバーサポートが腰椎をサポートし、ゆるやかに下がっている座面フロント部は、大腿部の圧迫から開放された作りになっています。座面は、臀部の形に沿って体圧を分散するので長時間でも疲れにくい構造です。ウィルクハーンの椅子には、デザイン、機能、細部の仕上げに至るまで全くと言っていいほど破綻と言うものがありません。座る或いは立つという動作の連続の中で、座る部分を担当する相棒とも言えるアイテムをお探しの方、また、お仕事の戦友にもなってくれる椅子をお探しの方に、ウィルクハーンの椅子を強くお勧めします。SOHO、オフィス、書斎などで活躍するお薦めの1品ですので、この機会に是非!!1996年グッドデザイン 外国商品賞　受賞コンディション：昇降機能が故障しています。中古のため写真のように使用感はありますがその他は全体的に美品です。サイズ横60センチ奥行き57センチ高さ112センチ座面高さ42センチです。