powered by auction-labo.com奈良時代の僧侶、道鏡の出世絵巻物です。平安時代以降に逸話が多く唱えられた人物で、平将門、足利尊氏と共に、日本三悪人と称される人物です。逸話の中には巨根説や孝謙天皇の病を治し寵愛されたことから天皇と姦通したいた説等が語られた様です。如意輪法を納め、修験道や呪術に優れた優秀な僧だった様で太政大臣禅師に任じられ、法王とまでなっています。宇佐神宮の神託により、天皇の位につこうと画策したとされこの点が三悪人と呼ばれる所以なのかと思われます。最後は下野国薬師寺にて没しましたが、生前の功が大きく罪に問われることはなかったようです。今回の物は逸話をモデルとした絵巻物となっており、現在では不敬な表現も描かれています。薬師寺から出た物とされており、貴重な物だと思われます。古い物の為、一部シミや汚れ、切れかけている箇所等も見られます。その他詳細は、写真を参考にしてください。